今回も引き続きまして、ミニチュアダックスがかかりやすい病気です。
腎臓や膀胱、尿道に結石ができる病気で「尿石症」という病気があります。
この病気は、体内でできてしまった結石が膀胱や尿道などにつかえてしまうことで、尿が出にくくなってしまうという病気です。
人間でもそのような病気がありますが、ミニチュアダックスも同じです。
尿が出にくくなりますから、尿の量が減ることで飼い主は気づかなくてはなりません。
また、少しだけの排尿を何度も繰り返しますから、何度もトイレに向かう・・・というような動作も見られるでしょう。
ときに、結石が尿道や膀胱を傷つけてしまい、血尿をともなうこともあります。
そもそもこの結石は、膀胱炎が原因となって出来る場合もありますし、毎度の食事が原因となることもあります。
また、ホルモンなどが関係してくる場合もあります。
小さな結石でしたら、食事療法や薬で溶かすことが出来るようですが、大きいものになると手術をしなくてはなりません。
予防としては、水分をきちんと取らせることでしょう。
また、ミニチュアダックスでも、一歳未満の小型犬種に多く発生するのが「環軸亜脱臼」という脱臼です。
先天的な骨の奇形や、骨折、靱帯の剥離などによって不完全な状態になることで発症します。
初めは、首を触ると痛がるようなそぶりを見せます。
症状が進行しますと、身体の知覚神経ですとか、四肢が麻痺を生じてしまい、起立不能に陥ることもありますから注意が必要です。
先天的な奇形の場合は、遺伝も関係してきますから、予防と言うとあまり高いところから飛び降りたりしないよう、気を付けることくらいでしょうか。
早期発見が望ましいですから、おかしいと感じたら、すぐに医者に見せましょう。